久々のルート確保

現在常勤の病院ではルート確保に呼ばれることは流石になくなりましたが、外勤として働いている検診施設では、ごくまれに技師さんが取れなかったルート確保を頼まれることがあります(自費の検診施設で、オプションで造影CTやMRIなどが出来るため)。

技師さんがかなり上手いので、ほとんど呼ばれることはなかったのですが、最近難しい患者さんがいて呼ばれることになりました。

ルート確保を自分でやるのはほぼ数年ぶりであり、駆血帯の巻き方どうやるんだっけと一瞬戸惑いましたが、一応巻いて血管をチェック。

確かに少し太り気味の患者さんで、肘窩もほぼ見えず、手背もあまりなし。

手首の撓側皮静脈にかろうじて行けそうな血管を見つけて、24Gでトライ、何とか一発で確保しました。

地味な仕事ですが、これも失敗するたびに患者さんからの視線がだんだん冷たくなるので、何とかうまくいって良かったと安堵しましたが、やはり手技系はやらないと必ず下手になるなと痛感しました。一番ルート確保上手かったのは研修医2年目くらいでしたかね。1年目の研修医が失敗した物を全て頼まれるので、必然的に鍛えられました。

最近は静脈可視化装置みたいなものもあり、また機械がサーフロー留置してくれるような技術も開発されているようですが、しばらくは人力で頑張る必要がありそうですね・・・。

静脈可視化装置

https://axel.as-1.co.jp/contents/oc/vvd